ここでは旅館に外国人を案内するときの接客英語についてダイアログを使って、解説いたします。
靴を脱ぐ習慣がなく、また、畳ははじめてという方もいらっしゃいますので、しっかりと英語で説明できるようにしておきましょう。
その他の宿泊関係の英会話
チェックインの英会話は「ホテル・旅館のチェックインの英会話」
チェックアウトの英会話は「ホテル・旅館のチェックアウトに役立つ英会話」
温泉の案内の英会話は「温泉で働く人のための接客英会話」
お部屋への案内の英語①
ここでは畳の部屋へ案内したときの英語を学びましょう。
This way, please.
This is your room.
Shoes off here, please.
Here?
Yes, please.
Do you like this room?
Yes.
Do you feel too hot, or too cold?
Just fine.
This is the remote.
Towels are in the closet.
Please enjoy your stay.
こちらにどうぞ。
こちらがお部屋です。
ここで靴をお脱ぎ下さい。
ここでですか?
はい。
この部屋はいかがでしょうか?
いいですね。
暑すぎる、寒すぎるなどございますか?
ちょうど良いです。
こちらがリモコンです。
タオル類はクローゼットにあります。
おくつろぎください
こちらへどうぞ This way, please.
こちらへどうざThis way, please.は接客の様々な場で使えます。
ただ、いうだけでなく、必ず身振りもつけていいましょう。
その他、
ご一緒にいらしてください 。
Follow me, please.
Come with me, please.
お先にどうぞ
After you.
も一緒に覚えておきましょう。
こちらで靴を脱いでください。Shoes off here, please.
靴を脱いでください。Shoes off here, please.
は旅館などは必須の英語表現です。
簡単に、
Shoes off, please.
No shoes, please.
だけでもいいですし、
このダイアログのようにこちらでのhereを加えて、
Shoes off here, please.
または、
Take off your shoes, please.(ダイアログ②を見てください)
と言ってみましょう。
また、靴を脱ぐ習慣の無いお客様にはわかりにくいですので、はっきりとわかるように、手
で指し示すことが大切です。
This is the remote.
ホテルや旅館でどこにリモコンがあるのか探すことはありませんか。
最初に、教えてあげると親切だと思います。
remote はリモコンです。
- テレビのリモコン T.V. remote
- エアコンのリモコンair conditioner remote
This is the remote.などのように、部屋のものを説明するときは、This isの構文を使いましょう。
また、説明しているものを指し示す、手に持つなど、身振りや手振りも必ず合わせて、説明しましょう。
また、何かを指し示す時は、指ではなく指をそろえて手全体で示すようにすると、丁寧に見えます。
ちなみに、電源はpower です。
これもわかりにくいことがありますので、POWER とシールを貼ってあげるといいかもしれません。
Please enjoy your stay.
部屋の案内が終わった最後には
ご滞在をお楽しみください。
Enjoy your stay!
を言ってみましょう。
その他、すれ違ったときにはGood morningなどの挨拶はもちろんですが、
夕食に行かれることが分かる場合は、
ご夕食をお楽しみ下さい。
Enjoy your dinner!
どこかに出かけられる場合は、
- 楽しい1 日を!
Have a nice day! - 夕方に出掛けれっる場合は
Have a nice evening! - 夜には、ゆっくりお休み下さい。
Have a good sleep!
など、ひとこと会うたびに何かをいうだけでも、印象がぐっと変わると思います。
お部屋への案内の英語②
①のダイアログよりも少し難しくなります。
Here is your room.
Please enter.
Take your slippers off here, please.
Here?
Yes, in Japan, we are supposed to take off our slippers before entering a tatami room .
When you go out of your room, please use these slippers.
Okay.
Is there anything else I should pay attention to?
We would appreciate it if you would avoid rolling your suitcase on tatami floor.
こちらがお客様のお部屋でございます。
どうぞお先にお入りください。
こちらでスリッパをお脱ぎください。
ここで?
はい、日本では畳の部屋に入る前にスリッパを脱いで部屋に上がることになっています。
分かりました。
他に何か注意しておくべき点はありますか?
畳の床でスーツケースを転がすのを控えていただけると幸いです。
be supposed to
be supposed to は義務、取り決め、ルールなどを表現します。
つまり、be supposed toは社会的な規則で「~することになっている」という意味で使います。
そのため、日本ではこんな生活のルールがあることを説明したい時、be supposed to を用いることができます。
日本では家の中で靴を脱ぐことが習慣であり、決められていることです。
You are supposed to take off your shoes in Japanese homes.
などのように使えます。
その他の例
- 燃やすゴミと燃やさないゴミを分別する決まりになっています。
We are supposed to separate burnable and non-burnable garbage. - ここでは写真を撮ってはいけないことになっています。
You are not supposed to take pictures here.
appreciateの使い方に注意
appreciateは人ではなく、何か・ことに感謝するのです。
「何かに感謝する、ありがたく思う」ですね。感謝する対象は「何」であって「誰」ではありません。
I appreciate you. これは✖です。
appreciate の後ろに「何に感謝するか」を入れるだけです。
I really appreciate your help.
あなたの助けに感謝します。
このダイアログの場合も「ご理解your understanding」に感謝しているということです。
We appreciate your understanding.
ご理解を頂ければ幸いです。
We would appreciate it if you would ~
We would appreciate it if you would avoid rolling your suitcase on tatami floor.はとっても丁寧な言い方です。
would というwillの過去形を使っていますが、過去形を使うと相手との間に距離を置くということになり、距離が遠い親しくない間がらでは、丁寧な言い方をしますよね。
だから、過去形は丁寧な言い方になります。
他サイトになりますが、詳細は「現在のことなのになんで過去形を使う?なぜ過去形を使うと丁寧な言い方になるの?」をご覧ください。
おわりに
ここでは、旅館でのお部屋へ案内するための接客英語を学びました。
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