外国人にドラッグストアって人気で、ドラッグストアでお菓子や化粧品などをお土産に買う方も多くいます。
そのため薬局・ドラッグストアで働く薬剤師さん・店員さんは英語を使う機会も多いと思います。
そこでここでは、ドラックストア・接客で必要な接客英語を学べる書籍を5冊ご紹介します。
3冊は薬剤師さんのための英語学習書籍で、2冊は薬剤師さんはもちろんドラックストアで働く店員さんに最適な本です。
自己紹介
大学の教員で、インバウンドに関する研究を専門に行い、英語・ポルトガル語関係の語学書も数冊出版しています。 また、観光庁の「観光人材のインバウンド対応能力強化の研修会」の認定1級講師で、英語の通訳ガイドの資格を持っています。
薬剤師さんにおすすめの接客英語・英会話の本
薬局・ドラッグストアなどで働く薬剤師さんにおすすめの英語の書籍を3冊選びました。
薬局の現場ですぐに役立つ 実践で学ぶ! 薬局の英会話
一押しは2020年に出版された「薬局の現場ですぐに役立つ 実践で学ぶ! 薬局の英会話」です。
こちらは薬剤師の方が執筆しており、内容的に信頼できます。
また、イラスト付きでとても使いやすいです。
ドラックストアの店員さんというよりも、完全に薬剤師さん向けの本です。
以下のような薬局での英会話が学べます。
- 薬局英語・総論
- 英語で受付
- 薬局英会話:内科編
- 薬局英会話:皮膚科編
- 薬局英会話:小児科編
- 薬局英会話:女性に多い症状・疾患編
- 薬局英会話:耳鼻咽頭科編
- 薬局英会話:整形外科編
- 薬局英会話:眼科編
- 薬局英会話:会計編
薬学生・薬剤師のための英会話ハンドブック
こちらは書籍名「薬学生・薬剤師のための英会話ハンドブック」のごとく、 薬学生・薬剤師が英会話を学ぶための書籍です。
以下のような内容が学べます。
- OTC薬の販売(OTC薬の販売/受診を勧める/衛生用品の販売/会計)
- 保険薬局(処方せんの受付/患者へのインタビュー/投薬カウンター/服薬指導/在宅ケア/会計)
- ベッドサイド(自己紹介/手術にあたって/薬物治療/退院時の服薬指導)
著者は薬学系の大学の先生方で、その中に英語ネイティブの先生も入っており、内容・英語ともに安心して使えます。
薬剤師のための実践英会話 第2版
2010年に出版なので、かなり古い本ですが、老舗的な書籍です。
薬学部の先生が執筆されているので、内容は安心して学べます。
ネイティブによる、全英会話例と日本人には難しい発音の単語例を収録したCD-ROMがついています。
ただ、200ページで値段が3000円以上するので、上記でご紹介した2冊でも十分でしょう。
ドラッグストアの薬剤師さん・店員さんにおすすめの英会話の本
ここからは ドラッグストアの薬剤師さん・店員さんの両方におすすめの書籍で、接客英語の要素が強くなる書籍です。
薬局・ドラッグストアのための らくらくコミュニケーション
こちらも2020年に出版されたばかりの新しい本です。
“指すだけ”で外国人患者に適切な情報提供ができる!ということをコンセプトに作られている書籍です。
「日本語」・「英語」・「中国語」が用意されており、すべての漢字には平仮名が、英語や中国語にはカタカナのルビがふってありますので、まずはそれを読むだけで会話が始まります。
本のサイズがコンパクトなので携行しやすいです。フローチャートがあり、話の展開がしやすいです。
英語母語話者と中国語母語話者がしっかりと監修しているので、その点で安心して使えます。
薬剤師さん・店員さん両方がお使いいただけます。
特に、中国人の方が多いところの薬局・ドラッグストアで働く方におすすめです。
海外からのお客様を英語で案内・応対するための表現集
かなり太い本で、上記の本の「ドラックストア」というセクションでかなりたくさんのフレーズが記載されています。
「ドラックストア」の他に、「支払い」に関しては現金・クレジットカードなどに関する英語フレーズが、さらに、「お店全般」のところでもかなり詳しく接客全般に関する英語フレーズが学べます。
ドラッグストアで働く薬剤師さんのための書籍というよりも、店員さんにぴったりの書籍です。
おわりに
薬局・ドラッグストアの薬剤師さん・店員さんが接客英語が学べる本を5冊紹介しました。
これらの本を利用して外国人との接客を頑張ってください。
その他、以下のリンクでも薬局・ドラッグストア関係の英語とポルトガル語が学べます。
ご活用ください。